チェス初心者のためのアドバイス（1）
チェスのルール・駒の動かし方は覚えたのだけど、具体的にどう指した方が良いのかわからない方向けのアドバイスをメモしておきます。
私自身がまだまだ初級者の域なのですが、だからこそ教えられる面があると思うので。上級者になってしまうと、初級者が困ってることが見えなくなるんだよね。
将棋を知ってる人は、将棋のことは忘れるべき
詰めろだとか駒得のような大まかな概念は役に立つのですが、戦術レベルの情報は全て忘れた方がいいです。ポーンと歩の違いも大きい。
将棋を知ってる人は「飛車先の歩を突く」イメージでルークの前の歩を突いたりするのですが、これは悪手です。チェスでは中央が大事なので、初手はe4（キングの前）かd4（クィーンの前）がお勧め。
初手はとりあえずe4と決め打ちしよう
将棋の飛車先の歩を突く（2六歩）ようなもんです。まずはこの手の変化を覚える。実践でもよく出てくる手です。黒も同じ筋のポーンを伸ばします（e5）。
以下、e5のポーンを狙ってナイトをf3と出て、それを防いでナイトc6（あるいはポーンd6）が良くある進行です。中央のポーンを進めて、ナイトやビショップを前に出すのが大事です。
キャスリングしよう
キングがe筋に居たままだと流れ弾にあたる危険性が大ですので、さっさとキャスリングしましょう。チェスは金銀に相当する駒がないので、囲いはこれで充分です。
注意点として、キングの前のポーンを不用意に突かないこと。前に空間ができると脆くなります。上図のようにポーンを3つ並べて、上にナイトが乗っている形を目指します。
とりあえず最初はここまで。これだけ覚えれば、チェスらしい序盤が指せると思います。