座標(符号)を覚えることの重要性

チェスの学習

チェスでは盤面のマス目の位置を“英字+数字”の符号で表現する。数字の部分は比較的簡単に覚えられるのだが、英字部分が難しい。私も最初の部分のabcと最後のhは覚えたが、中間部分があやふやである。将棋を始めたばかりの子供を観察していると、将棋の座標(両方とも数字)でも戸惑っている。英字だから特に難しいのではなく、符号を位置に変換することがそもそも難しいのだろう。

もちろん、座標位置がわからなくてもチェスや将棋を楽しむことはできる。しかし強くなるためには座標と盤面の対応関係を脳内で作る必要がある。なぜだろうか?

将棋プロ棋士がどのように考えているのか

将棋のプロ棋士に、対局中はどのように先を読んでいるのかを訪ねた記事や研究がある。以下に引用する。

羽生「読んでいるときというのは(中略)要するに今の局面があったとして、そこから符号で局面が進んでいくんです。符号で出ている時点では盤面は頭の中に浮かんでないです(後略)」

羽生氏の思考では、先読みを行うときには、、頭の中の盤面上で駒が移動するというイメージではなく符号だけが進んでいることを示している。この思考は、算盤の熟達者の思考と酷似している。算盤の熟達者の研究では、熟達化すると算盤の玉が浮かばなくなるという報告があるが、将棋のような複雑なゲームでも同様のことが起こっていることが示唆された。

藤井四段も同様のことを述べている。

「符号」で読み たまに「盤面」

Q 手を読むとき、頭のなかではどんなイメージが浮かんでいる?
A 最初、符号で進んでいって、たまに盤が出てきてそこで改めて形勢判断をしたりというか、読み進めているときは符号で考えることが多いですね。

強くなるためには符号で考える訓練が必須だと思われる。

座標位置を覚える方法

チェスの世界はトレーニング用のソフトが充実している。なんと座標を覚えるための訓練が lichess.org に有った。上下反転(黒番の視点)での問題もある。手軽に訓練できるので、毎日試してみようと思う。

ちなみに lichess.org はパスワード再設定時の人間確認(ロボット避け)に、チェスの1手詰めを使っている。実に Cool だと思う。

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